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給湯器交換・リフォームのポイント

  • リフォームコラム
給湯器交換リフォームのポイント


毎日の暮らしの中で突然お湯が出なくなった!給湯器が壊れた!となってしまうと大変です。慌てて修理業者をお選びいただくと高額請求の悪徳業者に出会ってしまう危険性もあります。

安全にご自宅に適した給湯器の交換をしていただくために、給湯器の交換リフォームを検討された際にまず知っていただきたいことをまとめました。

こんな症状が出たら注意のセルフチェック項目や、そもそも給湯器の種類や号数などのご紹介、業者選びで注意していただきたいことをご紹介しています。ぜひ、給湯器の交換・リフォームをお問い合わせされる前に一読ください!



給湯器の寿命と耐久年数

給湯器の取り換え目安は、約8~10年と言われています。
基本的な仕組みはどの機種も同じなので耐久年数に違いはありませんが、給湯器の使用方法によっては寿命が短くなることがあるので注意が必要です。

このような状況の場合は、給湯器の修理・交換が必要な場合が多いです。その場で直っても、異常が頻発する場合はなるべく早く修理業者にお問い合わせいただくことをおすすめします。

故障したときに簡単な修理で済む場合であっても、10年・20年以上前の製品になると修理する際の細かな部品が手に入りずらくなり、そもそも修理が出来ない、給湯器本体を交換するしかない...といったケースも多数あります。

また、異なる機種ののリモコンでは正常に動作しないため、【リモコンのみ】や【給湯器本体のみ】での交換は出来ません。給湯器本体とセットで交換していただくことになります。


給湯器の種類は?

給湯器の交換をご検討される前に、まずはご自宅で使用されている給湯器が何の種類か、号数はいくつかなど確認しましょう。

給湯器はなど主に4種類が使用されています。

  • ①ガス給湯器
  • ②石油給湯器
  • ③電気温水器
  • ④エコキュート


寒冷地北海道では、ランニングコストが低い石油給湯器がメジャーです。

ガス給湯器

ガス給湯器はガスバーナーの熱を利用してお湯を沸かします。他の給湯器に比べ比較的安価で、戸建て住宅だけでなくマンションの給湯器などに採用されることも多く、普及率の高い種類の給湯器です。

ガスには都市ガスとLPガスの2種類があり、ガスの種類によって使用する給湯器の機種が異なります。都市ガスには都市ガス用、LPガスにはLPガス用の給湯器を使用します。


電気給湯器

電気給湯器は、電気でお湯を温めるタイプの給湯器で電気温水器とも呼ばれています。
電気料金が比較的割安な深夜の時間帯にお湯を沸かしてタンクに貯めておき、日中にタンクから給湯する仕組みになっています。万が一、災害などで断水したときでも、タンクの中の水を非常時に活用することができます。

ガス給湯器に比べ運転音も静かで、炎を使わないため火事や不完全燃焼のリスクが少ないことが特徴です。


石油給湯器

石油給湯器は、石油(灯油)を燃料にしてバーナーを点火させ、水を加熱してから給湯します。仕組み自体はガス給湯器と共通する点も多いです。

石油はガスと異なり配管などによる供給ができないため、給湯器本体とは別に灯油タンクを設置して、そこから燃料を補給します。灯油タンクの灯油が少なくなった場合は、自分で給油を行う必要があります。

燃料となる灯油はガスや電気より比較的安いためランニングコストを抑えやすく、お湯をたくさん使う寒い地域では石油給湯器がよく使われる傾向にあります。


エコキュート

「エコキュート」は電力会社や給湯機器メーカーの愛称で、正式名称「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」として2001年に販売が開始されました。

その名の通り、ヒートポンプの原理で自然界に存在する自然冷媒(CO2)を使用して、お湯を沸かします。 「ヒートポンプ」という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、エアコンや冷蔵庫などの身近な電気製品にも使われている技術です。



給湯器 オート・フルオートの違い

給湯器にはいくつか種類があり、主に給湯専用とオート、フルオートに分類されます。

交換の場合、基本的には既存機器の後継品番を取り付けますが、「オート」「フルオート」については交換の際に変更することが可能です。そこで、オートとフルオートの機能の違いをご紹介致します。

オートの機能


給湯リモコンの自動湯はりボタンを押すと、設定温度で設定湯量まで自動的にお湯をはります。湯温が下がると自動で追い焚きを行い、設定温度で自動保温します。たし湯をする場合は手動でボタンを押します。

フルオートの機能


給湯リモコンの自動湯はりボタンを押すと、設定温度で設定湯量まで自動的にお湯をはります。湯温が下がると自動で追い焚きを行い、設定温度で自動保温します。

設定湯量より3~4cm水位が下がると自動的にたし湯を行い湯量をキープします。入浴後浴槽のお湯を抜く際に、きれいなお湯で追い焚き配管内を自動洗浄します。



給湯器のメーカー別違い

給湯器を製造している各メーカーの特徴をご紹介します。

ノーリツ

給湯器以外にも多数のガス機器を製造している国内トップシェアのメーカーです。製品自体の品質が高いため、職人からも人気があります。

給湯器では、リモコンに搭載されている【エコスイッチ】や【最適ふろ自動運転】など実用的な省エネ機能で暮らしを快適にカスタマイズ出来るようになっています。

コロナ

コロナは、空気の熱でお湯を沸かすエコキュートを初めて製品化し、販売しました。石油を燃料とする暖房機器や、空調等の住宅設備を広く扱っているこちらも国内トップシェアのメーカーです。

ダイキン

ダイキンと言うと、エアコンや空気清浄機を思い浮かべる方が多いと思いますが、ヒートポンプ式冷暖房・給湯マルチシステムの「トリオシステム」というエコキュートの前進を世に送り出した企業です。

ダイキンのエコキュートは、長く使える様に耐久性が高く、震災などの災害時に非常用水を使えるように耐震性も高くなっているのが特長です。



給湯器交換 業者選びの注意点

施工業者を選ぶ際、チラシに大きく書かれた特売やついつい金額の安いところを選んでしまいがちです。

もちろんお得に交換や修理を行えるに越したことはありませんが、「安かろう悪かろう」残念ながら過度に安い場合は施工後の不具合が出てしまったりとトラブルになるケースも多くあります。

特に寒冷地域などでは、石油給湯器の交換が得意な業者もありますので、お住まいの地域で施工実績がある会社に依頼されるのがおすすめです。

他社の見積もり金額と比較して過度に安すぎないか

修理やリフォームでは、相見積もりを取られるお客様が多いですが、他社に比べて過度に安い業者があった場合は、安い理由を必ず把握しましょう。

保証やアフターフォローはあるか

給湯器交換目安は設置後10年~15年ですので、保証があるかどうかは重要な業者選びのポイントです。 保証だけでなく、日ごろから相談し易いか、アフターフォローがある業者か、故障などの際にすぐに駆けつけてくれるという点で、地元の業者がおすすめです。

必要な資格を持っているか

ガス給湯器の交換には、国家資格など複数の資格を所持している必要があります。具体的には「液化石油ガス設備士」「ガス可とう管接続工事監督者」「ガス消費機器設置工事監督者」「簡易内管施工士」「第二種電気工事士」などです。ガスを扱うために事故が無いよう、知識と技術が求められます。

石油給湯器の交換は、ガス配管が必要なガス給湯器と異なり、特に資格は必要ありません。しかし、設置には消防法の規定などの安全に配慮しなければなりません。

灯油等を使うストーブなどの暖房や風呂釜の設置・修理の際に必要な「石油機器技術管理士」の資格を有していることが求められます。