段差解消のリフォームで暮らしやすい住まいへ
- リフォームコラム
お住まいの引き戸や開き戸のちょっとした段差、毎日暮らしていると不便に感じることはありませんでしょうか。
床の段差解消のリフォームで、誰もが安心して暮らせるバリアフリーの家にできます。
段差解消のリフォームは思ったよりも費用や工期がお手軽なので、
「もっと早くリフォームすれば良かった!」と思われる方も多くいらっしゃいます。
こちらのページでは、そんな床の段差解消のリフォーム方法、費用相場をご紹介します。
バリアフリーリフォーム、介護リフォームをご検討中の方にオススメの内容です。
目次
段差解消の方法は?
床や玄関、屋内の段差解消をして、介護や介助が必要な方が過ごしやすい住まいを作る具体的なリフォーム方法をご紹介します。
小さなスロープをつける
段差解消の方法として分かりやすいものがスロープの設置です。
建物の入り口にある大きなスロープをイメージされる方が多いかもしれませんが、室内の段差解消用に、すり付け板、段差見切りと呼ばれる小さなスロープ材が販売されています。
2cm~4cm程の幅サイズと、フローリング材に馴染むようなカラーバリエーションがあります。
設置費用は、1カ所10,000円前後が相場と見ていただくと良いでしょう。
段差そのものを取り除く
段差解消は、問題となっている段差自体をカットしてしまう方法もあります。
段差を取り除いて、周辺の床材と同じ高さに合わせることで、段差の無いフラットなフローリングにリフォームすることができます。
畳やフローリングに敷いたカーペットのヘリにお困りの場合は、目立たないテープで固定することで段差が気にならなくなります。
費用は20,000円~が一般的です。
引き戸、扉の敷居 段差解消
室内に設置されている引き戸や扉の敷居部分は、敷居自体を撤去してしまい、床と同じ高さに合わせるためにレールを設置します。
敷居の高さが変わると引き戸が収まらないケースがあるので、引き戸を加工する場合もあります。
戸車を交換し引き戸の下部に木材を設置し、出入り口を高くする手段もあります。
玄関や土間の段差にはステップ台を
築年数のある大きなお住まいは、土間と床の高低差が大きいこともあるでしょう。
室内側の玄関スペースがそれほど広くなく、スロープを付けられない場合は、段差解消のステップを設置してみるのはいかがでしょうか。
ステップがあることで段数が増えて見えますが、大きく跨がなくても玄関を行き来できるようになります。
この方法はコンクリート製の階段設置などの大掛かりなリフォームだけではなく、ご自宅にある適度な踏み台で対応できるので、ぜひご自身でもお試しいただければと思います。
毎日暮らす部屋の中には、人によっては不便に感じるポイントがたくさんあります。
床の高さは、一般利用者であれば6~14ミリ、車椅子利用者であれば4ミリ以下の段差が望ましいとされています。
この段差をオーバーしたちょっとした段差は、高齢の方や歩行が困難な方には大きな障害となってしまいます。
段差解消には、躓いてしまう段差自体を撤去したり、段差の程度を和らげる施工方法があります。
一緒に暮らすお子様や、体調が悪い時にも暮らしやすくなるので、長い目で見てリフォームの必要性を検討しましょう。
車椅子の方でも過ごしやすい室内にリフォーム
段差解消のリフォーム方法をご紹介してきましたが、
車いすの方でも過ごしやすいバリアフリーな住まいにするポイントもあります。
車いすで出入りするための段差解消
車いすで移動できるようにするためには、まず出入り口の敷居をなくすことが必要です。
そのためには、車いす用のスロープを設置する必要がありますが、スロープはある程度の角度がないと利用できません。
スロープの角度が急すぎると、車いすの利用者が安全に建物内に入ることができなくなってしまいます。
安心して利用できるスロープの目安
車いす用の通路の幅は、車いすの大きさを考慮する必要があります。
さらに、車いすを押している人が昇るときの角度は、45度に5%をかけた2.4度で、5%が最低ラインとされています。
例えば、1段の高さが20cmの場合、スロープの長さは20cm÷5%で400cmとなります。
また、スペースに限りがありますが、傾斜角度は8%以下が望ましいとされています。
傾斜のある階段付近などは、スロープの中央に折り返しを設けるか、L字型に設計することをおすすめします。
スロープに必要な縁石
車椅子に対応するためには、空間全体を緩やかな傾斜に保つことが重要ですが、転倒や脱輪対策として縁石も設置します。
スロープ設置で段差解消するための費用
スロープを設置する際は、屋内か屋外か、スロープの長さや傾斜、幅によって使用するコンクリート材などが変わってきます。
安全に移動できる長さと角度のスロープの設置費用相場は、約200,000円~となります。
スロープ自体の長さが3m以上になる場合は、移動補助の手すりを設置されることもおすすめします。
段差解消やスロープの設置は介護保険が適用される場合が多いので、コストに悩まれた際は、ケアマネージャーさんにご相談いただくと良いでしょう。
リフォームでさらに安全な住まいをつくろう
段差解消を行っても転倒してしまうケースもあるでしょう。
段差解消と並行して手すりの設置や、転んでも痛くない床材へのリフォームもおすすめです。
手すりの設置で転倒防止、歩行補助
室内の階段や廊下には、移動を補佐してくれる水平型の手すりを設置しましょう。
廊下や階段に、手すりが少しあるだけでも移動がずいぶん楽になります。
手すりを設置する高さは、70cm~85cmが一般的です。
ご自宅に設置する際は、利用される方の身長や移動時の手首の位置を考慮し、高さや手すりの長さを決定しましょう。
設置する手すりの長さにもよりますが、費用は20,000円~が相場です。
転倒を防止する床材もご検討ください
転倒を防止するためには、床材の種類を検討することも重要です。
カーペットは柔らかくクッション性があるので転倒防止には最適です。
また、滑りにくく、掃除がしやすいビニールタイルやコルク材もおすすめです。
床材のコストは、種類にもよりますが、1㎡あたり1,500~2,000円程度が一般的です。
車いすでは移動が困難な場合な素材もあるので、注意しましょう。
段差解消のリフォームポイント まとめ
段差解消のリフォーム方法、費用相場などをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
段差解消や転倒防止の床にリフォームする時は、誰もが安全に空間を移動できるように、ご家族の身体状況を考慮しましょう。
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