浴室乾燥機の後付けリフォーム 種類や設置条件をご紹介
- リフォームコラム
「お風呂場の湿気やカビが気になる」
「花粉の季節に外に干したくない」
「冬場のヒートショックが心配」
という方には浴室乾燥機がおすすめです。
今のお住まいに浴室乾燥機が無い場合でも、
設置スペースや換気口などの条件を満たせば、後付けでリフォーム工事ができます。
すでに浴室乾燥機があるというお住まいも、設置後10年程度経過すると機能が劣化しているかもしれません。
こちらのページでは、
浴室乾燥機の後付けに必要な項目や後付けできないケース、リフォーム工事のポイントなどをご紹介します。
ぜひ、浴室乾燥機の基本的な知識やリフォーム工事の参考にお役立てください。
目次
浴室乾燥機は後付けが可能
今のお風呂場に浴室乾燥機がなくても、昨今のタイプは後付けが出来るようになっています。
施工する浴室の広さや条件はあるので、ポイントをご紹介します。
設置には一定のスペースが必要
浴室乾燥機を後付けする場合、まず考えるべきはスペースです。
標準的な浴室乾燥機を後付けするためには、設置したい場所に40cm×40cm以上のスペースが必要です。
また、暖房や乾燥機能で発熱することから、基本的には換気扇がある場所に設置します。
浴室の照明が近くにあると不具合につながるので、換気扇と照明の距離も必要となります。
電源の確保
浴室乾燥機は分電盤から直接つなげて、電源を確保します。
分電盤が全て使っている状態であれば、増設することで設置が可能です。
お住まいのブレーカーをご確認いただき、空白のブレーカーがあればそちらを利用できます。
後付けできない浴室
どのような浴室でも、リフォーム工事で浴室乾燥機を設置できるという訳ではありません。
以下に当てはまる、マンションや集合住宅のコンパクトなお風呂や古い浴室は後付けが難しいケースが多いようです。
- ・お風呂場に換気口が無い(もともと換気扇が付いていない)
- ・設置想定の場所に40cm角以上の面積が無い
- ・照明の場所と換気扇位置が近い
浴室乾燥機と浴室暖房機の違い
浴室乾燥機は、浴室の壁や天井に設置するエアコンの一種です。
温風と冷風を出せ、衣類乾燥と浴室乾燥の両方の機能を備えています。機種によっては、暖房機能がついている場合もあります。
浴室乾燥機と浴室暖房機は呼び名が混同されていますが、現在販売されている機種の多くは暖房機能を備えた浴室乾燥機です。
具体的には以下の様な機能があります。
衣類乾燥と浴室乾燥
浴室乾燥機の最たる役割は、入浴後のお風呂場を乾燥させ、カビの発生を抑制したり、洗濯して浴室に干した衣類を素早く乾燥させることです。
乾燥機によって水滴がすぐに蒸発するため、衣類の傷みを防ぎます。
「外に干したくないけど、室内がジメジメするのも避けたい」という方に適した機能です。
暖房機能
浴室乾燥機に暖房機能があれば、入浴前にお風呂を温めることも可能です。
赤外線ヒーターで乾燥と暖房を素早く行うので、冬場のヒートショック防止としてお役立ちいただけます。
涼風・送風機能
クーラーの様に冷やされた風が出る訳ではありませんが、扇風機の様な風をお風呂全体に送ります。浴室が暑い時に、入浴しやすい温度に調整できます。
浴室乾燥機の種類と工事費込みの費用相場
浴室乾燥機には、大きく分けて、電気ヒーター式、電気ヒートポンプ式、ガス温水式の3つのタイプがあります。
電気ヒーター式
電気ヒーター式は、浴室乾燥機内のヒーターを利用して暖気を発生させます。
数台のヘアドライヤーを使用しているような風の量なので、乾燥性能、暖房性能がそこまで高くありません。
初期費用が比較的お手頃で、設置リフォームの手順も容易ではありますが、たくさんの衣類を乾かすにはあまり向いていません。
他にも、電源を入れてから暖かい風が出てくるまで時間がかかったり、本体内部の発熱で浴室乾燥機周辺が熱くなることから設置場所が限られる難点があります。
電気ヒートポンプ式
電気ヒートポンプ式は、浴室外の空間から空気を取り込んで熱を蓄えるため、高い乾燥能力と暖房能力を持ちながら、光熱費を抑えることができます。
ガス温水式
ガス温水式は、水を温めて温風を循環させる熱源機が必要ですが、厚い衣類も早く乾かすことができます。
ただし、設置費用がかかることと、肌寒い季節には燃料代がかさむデメリットがあります。
本体+リフォーム工事の費用相場
浴室乾燥機の設置は本体費用と、どの様なリフォーム工事を行うかで異なります。
電気ヒーター式、電気ヒートポンプ式でリフォーム工事費込みで約15万円~、ガス温水式で工事費込みで約20万円程度を予算とされるのが良いでしょう。
詳細のお見積りや、ご希望の浴室乾燥機が設置可能かお悩みの際は、ぜひサイトホームにご相談ください。
浴室乾燥機を設置する場所はどこ?
浴室乾燥機はお風呂のどこに設置しても良いという訳ではありません。
基本的には天井に設置する場合が多く、一般的には以下の3つの方法があります。
天井へ埋め込む
設置のイメージとして多いのが、浴室の天井裏に埋め込む設置方法です。
天井裏に余裕のある空間が必要ですが、お風呂全体の雰囲気を損なわずスッキリとした仕上がりになります。
ビルトインタイプとして機種が多く、本体費用がお手頃なものから機能性が高いものまで用意されています。
天井に設置
天井にそのまま設置する方法です。埋め込み式と比較するとこちらの方が設置スペースが小さく、リフォーム工事も複雑ではありません。
設置できる浴室乾燥機の種類が限られるので、機能性を重視している方には不向きです。
壁に設置
お風呂場の換気口を利用し、壁に掛ける形での設置も可能です。
換気ダクトを通過しないリフォーム工事になるので、浴室乾燥機設置の施工自体は容易ですが、お風呂場が外に面した場所に無いと設置できません。
リフォーム工事のフロー
浴室乾燥機を後付けする際は、以下のような手順でリフォーム工事を行います。
例)ユニットバスへ天井埋め込み式の浴室乾燥機を設置
浴室乾燥機の設置をお問い合わせいただき、現地調査やお見積り・ご契約いただいた後、リフォーム工事に取り掛かります。
天井埋め込み式の場合は、既存の換気扇を取外します。その取外したスペースに電源の配線を天井裏から通し、浴室乾燥機に接続し設置します。
その後洗面所や浴室周辺の壁に乾燥機のリモコンを取り付けて行きます。
浴室乾燥機のDIYはおすすめできません
浴室乾燥機の設置には、電源の配線工事を行わなければなりません。
このリフォーム工事をするには国家資格である電気工事士の資格が必要です。
天井裏にスペースがあるからといって、安易にご自身で換気扇を取り外すと配線工事ができず浴室乾燥機の設置が出来ないだけでなく、換気扇自体も元に戻せなくなるでしょう。
安全で安心してお使いいただくためにも、浴室乾燥機の取付はリフォーム会社にご依頼ください。
浴室乾燥機の後付けができる条件やタイプによる違い、リフォーム工事の流れと注意点などをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
浴室乾燥機はお風呂場を清潔かつ快適に保ち、衣類の乾燥やヒートショックの防止にも役立ちます。
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